章节
尚家文書の全体像と現状
摘要
尚家文書(那覇市歷史博物館蔵)は旧琉球国王家の尚家に伝来した文書群である。1879年、明治政府による琉球併合のあと、最後の琉球国王となった尚泰は上京し、華族として東京に居住する。その邸宅が東京尚家邸であった。尚家文書は、大別すれば、首里王府で保管されていた文書群、東京尚家邸の現用文書であった文書群によって構成される。 本報告では、尚家文書の成立をめぐり、1870年代から1920年代のあいだに三回にわたる文書群の移動があったことを指摘したい。そして、東京尚家邸の目録やその改訂を通して、文書管理のありかた、文書群の原秩序およびその変化などに言及したい。また、尚家文書の公開にいたる経緯や現状についても紹介する。
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章节目录
- はじめに
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1.琉日関係の変遷と尚家文書の成立
- (1)出先機関と東京尚家邸における文書管理
- 1)在番親方と鹿児島琉球館の文書群
- 2)東京詰在番親方と琉球藩邸の文書群
- 3)尚泰の上京と東京尚家邸の文書群
- (2)尚家文書の成立過程
- 1)首里王府の文書群
- 2)東京尚家邸の三つの文書群
- (1)出先機関と東京尚家邸における文書管理
-
2.尚家文書の現状
- (1)公開にいたる経緯
- (2)撮影と修理の状況
-
3.東京尚家邸の目録と文書管理
- (1)「改正書籍目録」との関係
- (2)東京尚家邸の移転に前後する目録
- 1)「改正書籍目録」の写本
- 2)史料編纂所が作成した目録
- 3)「改正書籍目録」の改訂
- (3)鹿児島琉球館の「役所」所管史料
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